豆本とは
豆本
豆本とは、掌に収まる程度の小さな本の総称であります。西洋では16世紀頃に流行し、聖書や物語の豆本が盛んに作成されました。日本でも江戸時代後期頃に婦女子の娯楽用として作られ始め、「芥子本」「袖珍本」「寸珍本」「雛豆本」などと呼ばれました。
竹岱亭の豆本
工房で染めた布か蒐集している古布を用いることが柱です。和紙にもこだわりがあり、美濃和紙や黒谷和紙をよく用います。また見返しにも工房制作の木版刷り紙を用います。
制作技法
1材料の選定

用途を考え大きさを決めます。また、それに見合う紙の選別もします。
2和紙を切る

まっすぐ切ることは簡単そうで難しい作業です。
3見返し様の版板を彫る

更紗の木版よりも彫りやすいです。今のところ豆本の見返しは一種に統一しています。
4見返し様の版画を摺る

布の色目とかに惜しげもなく合わせられるように、多色を用意します。
5台紙を切る

丁寧に直角を意識しながら取り組みます。
6台紙に布を貼る

布に和紙を貼ったものを用います。古文書の和紙を使用しています。糊はフエキ糊、木工用ボンド等を姫糊のような感じに調合しながら使用します。
7製本する

本の種類によって作り方を変えながら、形に仕上げていきます。



ギャラリー
作品集
工房で作られた作品の一部を掲載しております
1日体験のご案内
豆本制作体験
手すき和紙と名物布を使って豆本を作ることができます。



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